S U I T E N
今宮神社御旅所 京都市上京区大宮通鞍馬口上る若宮横町136
昨秋、勝又先生アトリエにて、片岡先生ご自身から、この展示の事について聞き及んでいた。
今宮神社は、何回か行ったことがあるが、展示される能楽堂がどこにあるか知らず、御旅所は今回初めて。
まず、今宮神社まで行き、御旅所の場所を聞き、この地図をもらった。今宮神社から徒歩17分。
昼休憩なしで動き回ったので、あぶり餅食べて一服してから出発。今回は「かざりや」さんで食す。今の時期、冷たいお茶だった。私は熱いお茶が好き。
ちょうど、しとしと雨模様。
古い能楽堂の舞台上での展示が、作品にぴったりで、おそらくどこの美術館で見るよりも、イメージに添った展示になっている気がした。
熊楠については、南方熊楠記念館に行って、へぇ~と思いながら楽しんだのと、水木しげる『猫楠 南方熊楠の生涯』のマンガの知識程度。
そういうのを、とっぱらって、和歌山の深い風景が、じんわりと、ひたひたと、感じられる展示であった。
闇に光るミカンの木、古い古い梅の木のスゴさ、長い長い丸太の展示の仕方、丁寧に説明してくださり、倍楽しめた。
謡本入れを展示台にしてあったり、そもそも白足袋以外では踏めない場所であるべき能舞台を縦横無尽に歩き回る楽しさもあった。
舞台の裏側にある楽屋の前の坪庭には、水のはった火鉢の中に作品があり、びっくり。
写真集『Life Works』購入
植物を楽しむ。