「撮らなくてはならない、撮りたいもの」阿波根昌鴻さんの個展についての論評

 S様 Special Thanks!

東京新聞の文化欄 タカザワケンジ先生の論評「撮らなくてはならない、撮りたいもの 阿波根昌鴻個展「写真と抵抗、そして島の人々」
をご連絡いただいた。

私が卒制中、さんざん悩みまくっていた要点を覚えていてくださり、感謝です。

まず、阿波根昌鴻が読めなくて「あはごんしょうこう」と読むのか、からスタート。
いったいどういう人だろう?と、検索し、NHKアーカイブや、記事を読み、あらましがわかってきた。

原爆の図 丸木美術館というところで、「阿波根昌鴻 写真と抵抗、そして島の人々」が開催されていて、その個展についての論評であった。

沖縄の人、平和運動家として知られる人であること、写真家でもあるということ。

写真には、人々のありのまま、島の人たちが味わった苦労がそのままが表現されている。

そう、記録なのである。

文中、

記録に徹するという姿勢そのものが一貫した「作家性」であり、潜在的に藝術になる要素を備えている。

とある。

写真は作者が見た者を留め、他者と共有することで世界の見方を変えることができる。

絵画とは別の芸術表現を生んだのである。

それが記録か芸術家という線引きを無効にしたもう一つの理由だ。

なんと心強い論評であろうか。

私も、何をおいても撮らなくてはならない撮りたいものがあったのだ。

撮り続けたいものがある。撮っておかねばならないものがある。

タカザワケンジ先生 感謝

S様 感謝

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